ゲームのマルチプレイや開発環境の構築など幅広い用途に利用されているのがConoHa VPSです。
ハイスペックなサーバー環境が構築されており、超高速のVPSを実現していて、多くの個人・法人に利用されています。
そんなConoHa VPSについて、実際に利用した方からの評価が気になる方は多いのではないでしょうか。
本記事ではConoHa VPSの評判を調べて分かったメリット・デメリットについて紹介します。
具体的な口コミを複数紹介しているため、ConoHa VPSを利用するかどうか決める際の参考にしてください。
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ConoHa VPSとは?機能や特徴を紹介
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
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月額料金 | 296円~59,290円 |
初期費用 | 無料 |
テンプレートイメージ | ・CentOS ・Oracle Linux ・Ubuntu ・GitLab ・WordPress(KUSANAGI) ・Ruby on Rails など |
主な機能 | ・自動バックアップ ・スケールアップ ・スケールアウト ・スタートアップスクリプト ・プライベートネットワーク など |
サポート体制 | ・メールサポート ・電話サポート ・チャットサポート |
GMOインターネットグループ株式会社が運営するVPSサービスがConoHa VPSです。
メモリが512MBから64GBまでのプランが用意されており、月額296円から利用できます。
さまざまなテンプレートイメージに対応しており、必要なOSやアプリケーションのインストールを簡単に行えるのが特徴です。
ConoHa VPSに搭載されている主な機能としては自動バックアップやスケールアップ、スタートアップスクリプトなどがあります。
さらに有料オプションも豊富に用意されており、必要な機能を追加することで、理想の環境を構築できるでしょう。
サポートはメールと電話、チャットに対応し、メールは24時間受け付けています。
豊富な機能があり、高スペックで、初心者でも簡単に扱えるのがConoHa VPSです。
ConoHa VPSでできること
ConoHa VPSを用いてできることを以下にまとめました。
- Webサイトやブログなどの運用
- メールアドレスの運用
- オンラインストレージやファイルサーバーとしての活用
- 開発環境の構築
- ゲームのマルチプレイ用のサーバーとしての利用
ConoHa VPSはWebサイトやブログなどの運用で活用されるケースがあります。
法人のオウンドメディアやECサイトの開設にも利用されているのが特徴です。
また、ConoHa VPSを利用すればメールサーバーを設置して、メールアドレスの運用ができます。
プランによってはストレージ容量が大容量になるため、オンラインストレージやファイルサーバーとしての活用も可能です。
幅広いOS・アプリケーションのテンプレートイメージを提供しており、開発環境の構築のために使われるケースがあります。
マイクラなどゲームのマルチプレイのためのサーバーとして利用される場合もあります。
以上のようにConoHa VPSを利用すれば幅広い用途に活用できて便利です。
ConoHa VPSの料金・プラン
ConoHa VPSの料金プランとスペックを以下にまとめました。
プラン名 | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
月額料金 | 296円~ | 468円~ | 616円~ | 1,268円~ | 2,394円~ | 5,393円~ | 13,868円~ | 28,493円~ |
メモリ | 512MB | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 64GB |
CPU | 1コア | 2コア | 3コア | 4コア | 6コア | 8コア | 12コア | 24コア |
SSD | 30GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB | 100GB |
それぞれのプランごとにメモリとCPU、SSDのスペックが異なっており、スペックが高いほど料金も高くなります。
契約期間が長くなるほど割引率がアップして月額料金がお得になる仕組みであり、契約期間により料金は大きく異なります。
以下では用途ごとのおすすめプランや有料オプションの料金などを紹介します。
ConoHa VPSのおすすめプランは?用途ごとに紹介!
シンプルなWebサイトの作成や小規模な開発環境としての利用であれば、メモリが512MBや1GBのプランがおすすめです。
本格的にWebサイトを作成するために利用する場合は、メモリが2GBのプランで十分なスペックがあります。
高い処理速度が要求されるアプリケーションを扱う場合には4GBのプランが最適です。
大量のトラフィックを処理する必要のある法人サイトやECサイトなどの運用にはメモリが8GBのプランをおすすめします。
メモリが8GBのプランでもスペックが不足する場合は、メモリが16GBや32GB、64GBのプランも用意されています。
ただし、メモリが16GB以上のプランについては月額料金が最安値でも5,000円を超えて費用負担が大きくなる点に注意しましょう。
ConoHa VPSの有料オプションの料金
ConoHa VPSで用意されている主な有料オプションとオプションの料金を以下にまとめました。
有料オプション名 | オプション料金 |
追加SSD | 200GB:3,025円/月 500GB:5,445円/月 1,000GB:8,954円/月 5,000GB:44,770円/月 10,000GB:89,540円/月 |
追加IPアドレス | 424円/個 |
ロードバランサー | 1,210円/台 |
イメージ保存 | 追加500GB毎:1,815円 |
自動バックアップ | 100GB:363円 300GB:1,210円 600GB:2,420円 |
ConoHa VPSの有料オプションは追加SSDや追加IPアドレス、ロードバランサー、イメージ保存、自動バックアップなどがあります。
たとえば、ロードバランサーを利用することで負荷の分散が可能です。
イメージ保存を利用すると、作成したイメージを基にしてVPSの追加ができます。
さまざまな有料オプションを活用することでConoHa VPSの利用の幅が広がるでしょう。
ConoHa VPSの悪い評判から分かったデメリット
ConoHa VPSに対する悪い評判を調べたところ、以下のようなデメリットがあることが分かりました。
- 操作のレスポンスが遅い
- セキュリティの設定が面倒くさい
- サポートの対応が悪い
操作のレスポンスの悪さやセキュリティの設定の面倒くささ、サポートの対応の悪さなどで不満の声があります。
以下ではConoHa VPSについての悪い評判から分かるデメリットを詳しく紹介します。
操作のレスポンスが遅い
上記の口コミではConoHa VPSにおけるさまざまな操作でのレスポンスの遅さが気になるとのことでした。
レンタルサーバーを利用していて、操作をする際のレスポンスの悪さは気になる問題です。
画面上のボタンを押しても反応するまでに時間がかかるとストレスになり、作業効率も下がります。
ただし、ConoHa VPSは管理画面のUIが見やすくて分かりやすいとの声もありました。
管理画面のレスポンスが悪いのですが、使いやすい点は評価されているため、初心者の方にはおすすめできるサービスです。
また、実際にConoHa VPSを利用している方はたくさんいるため、レスポンスの悪さが気にならない方もいます。
レスポンスの良さを重視する方はConoHa VPSと契約するかどうか慎重に判断しましょう。
セキュリティの設定が面倒くさい
ConoHa VPSを利用した方からセキュリティの設定が面倒くさいという口コミがありました。
ConoHa VPSの機能の1つとしてセキュリティグループというものがあります。
セキュリティグループ機能を用いると仮想ファイアウォールが動作するため、セキュリティ対策ができる機能です。
セキュリティグループの設定は管理画面上で行えるのですが、場合によってはサーバー内でのポートの開閉設定が必要になるケースがあります。
利用しているOSによってセキュリティグループの設定方法に違いがあるため確認しておきましょう。
セキュリティグループの機能の設定については公式サイトで解説されており、サポートに問い合わせれば回答をもらえるため、疑問点についてはすぐ解決できます。
ConoHa VPSに限らずVPSサービスは自身で難しい設定をしなければいけない場面が多いため、初心者の方は注意しましょう。
サポートの対応が悪い
ConoHa VPSに問い合わせをしてみたところ、サポートの対応が悪いという声がありました。
レンタルサーバーを利用していて困った点があれば、サポートに問い合わせをして解決するのが一般的です。
上記の口コミでは、ConoHa VPSの電話窓口に問い合わせをしてみたところ、電話では要件を聞くだけで、それ以降はメールでの対応になったとのことでした。
基本的に電話口だけでは説明が難しい事柄についてはメールで詳細が説明されるケースがあります。
また、電話ですぐに回答できない質問の場合には、後日メールによって回答されるケースは珍しいことではありません。
上記の口コミに関しては必ずしもConoHa VPSのサポートの対応が悪いとはいえないでしょう。
ConoHa VPSの良い評判から分かったメリット
ConoHa VPSへの良い評判から分かったメリットを以下にまとめました。
- 料金が安い
- Webサイトの表示速度が速い
- スナップショットの機能が便利
料金が安い点やWebサイトの表示速度が速い点、スナップショットの機能が便利な点などが評価されていました。
以下ではConoHa VPSのメリットについて、口コミを含めて詳しく紹介します。
料金が安い
ConoHa VPSの料金の安さについて良い評判がありました。
上記の口コミではConoHa VPSは他のVPSよりも2倍安いと評価されています。
ConoHa VPSはメモリ数の違いによってさまざまなプランが用意されているのが特徴です。
多くの用途に対応できる8GBメモリのプランについては、月額2,394円から利用できるためとてもリーズナブルな料金設定になっています。
ただし、ConoHa VPSの料金は長期契約をするほど割引率がアップするのが特徴です。
最安値が適用されるには36ヶ月の契約をする必要があり、契約期間内に解約することはできず、返金もされない点には注意しましょう。
Webサイトの表示速度が速い
ConoHa VPSではWebサイトの表示速度が速い点が評価されていました。
ConoHa VPSではWordPress実行環境のKUSANAGIを利用できるのが特徴であり、KUSANAGIの管理ツールである「KUSANAGI manager」も用意されています。
KUSANAGIはWordPressの実行時間が3ミリ秒台であり、秒間1,000リクエストをさばくことができるため、Webサイトの高速表示が可能です。
ConoHa VPSでKUSANAGIを利用する際には、ブラウザから設定が可能であり、コマンド操作が不要なため、初心者でも簡単に扱えます。
Webサイトの表示速度が速くなるとサイトの訪問者が長く滞在し、リピーターになってくれる可能性が高まるでしょう。
SEOの観点からもサイトの表示速度は重要なため、ConoHa VPSはSEO対策をする上で便利なVPSサービスといえます。
スナップショットの機能が便利
ConoHa VPSで利用できるスナップショット機能が便利であると評価されていました。
ConoHa VPSではコントロールパネルからの操作でイメージ保存を実施することでスナップショットを取れます。
スナップショットとは、サーバーのディスクイメージを丸ごとそのままの形で保存できる機能のことです。
スナップショットで保存したイメージはサーバーを再構築するのに利用できます。
バックアップとして利用できるだけではなく、新しいサーバーを作成する際にもスナップショットは役立つ機能です。
同じ環境のサーバーが複数必要になるケースでは、スナップショットがあると環境構築を効率的に進められます。
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ConoHa VPSと他社サーバーを比較
ConoHa VPSと他社サーバーの料金やスペックなどを比較しました。
サーバー名 | ConoHa VPS | Xserver VPS | KAGOYA CLOUD VPS | さくらのVPS |
月額料金 | 296円~ | 830円~ | 550円~ | 535円~ |
ストレージ容量 | 30GB~100GB | 50GB~100GB | 25GB~1,600GB | 25GB~1,600GB |
メモリ | 512MB~64GB | 2GB~64GB | 1GB~32GB | 512MB~32GB |
サポート体制 | ・メール ・チャット ・電話 | ・メール ・チャット ・電話 | ・メール ・電話 | ・メール ・チャット ・電話 |
ConoHa VPSは他社のサービスと比較すると月額料金が安い点は大きなメリットといえます。
ストレージ容量については最大でも100GBであり、他社と比較すると少なくなっている点に注意しましょう。
ただし、ConoHa VPSではオプションでストレージ容量を増やすことが可能です。
メモリ数については、ConoHa VPSでは512MBから64GBのプランまで用意されており、メモリのプランの幅が広いのが他社よりも優位な点となっています。
サポート体制はメールとチャット、電話のすべてに対応しているため充実しており、都合の良い方法で問い合わせられます。
以上のようにConoHa VPSはリーズナブルなサービスであり、プランの幅が広い点などが他社よりも優れた特徴といえるでしょう。
ConoHa VPSの導入・申し込む手順
ConoHa VPSに申し込んで導入するまでの手順を以下にまとめました。
- アカウント登録をする
- 料金の支払いをする
- サーバーの初期設定をする
- 利用開始
ConoHa VPSを利用するまでの流れを紹介します。
手順①:アカウント登録をする
まずはConoHa VPSの公式サイトにアクセスして、アカウント登録をする必要があります。
アカウント登録をすることでConoHaアカウントが作成され、コントロールパネルを利用できるようになります。
アカウント登録の際には自身でパスワードを設定する必要があるため、忘れないようにしましょう。
また、メールアドレスを登録しなければいけないため、アドレスに間違いがないように入力します。
アカウント登録をするとコントロールパネルにログインできて、最初に電話認証/SMS認証を済ませる必要があります。
電話とSMSのうちいずれかの認証方法を選び、認証を済ませた後はユーザーの個人情報の入力画面が表示されます。
氏名や住所、生年月日などの入力が求められるため、必ず契約する本人の個人情報を入力しましょう。
手順②:料金の支払いをする
ConoHa VPSと契約するためには料金の支払方法を選択しなければいけません。
ConoHa VPSでは支払い方法としてクレジットカードとConoHaチャージの2種類に対応しています。
クレジットカードの場合は、登録した後は毎月自動的に支払いが行われるため便利です。
ConoHaチャージとは事前に入金しておいた金額分のみをサービスで利用できる支払い方法です。
ConoHaチャージは前払いした分しか利用できない方法であり、チャージの方法としてクレジットカードやPayPal、コンビニ、銀行決済などに対応しています。
支払い方法を選んだ後は、実際に契約するプランを選択しなければいけません。
さまざまなプランが用意されているため、料金やスペックなどを参考にして用途に適したプランを選びましょう。
手順③:サーバーの初期設定をする
ConoHa VPSを実際に使い始める際には、サーバーの初期設定をする必要があります。
それぞれの用途に合わせて必要な設定や環境構築を進めましょう。
また、VPSを利用する上でセキュリティ関連の設定をしておくことは大切です。
たとえば、公開鍵認証の設定をすればセキュリティ性を高めることができます。
誤操作によるトラブルを避けるために、root権限を持たない一般ユーザーを追加しておくことも大事です。
ポートの開放が必要になる場合には、接続許可ポートの設定をしておきましょう。
設定関連で分からない部分がある場合は、サポートに問い合わせをすれば回答してもらえます。
手順④:利用開始
ConoHa VPSの初期設定を済ませた後は、実際にVPSの運用を開始しましょう。
VPSサービスを利用しているとさまざまなトラブルが発生するケースがあります。
トラブル時にはConoHa VPSのサポートを活用すれば迅速に解決できるでしょう。
最初に契約したプランではスペックが不足する場合は、プラン変更の検討をおすすめします。
オプションを追加することで、新しい機能を加えたり、スペックを高めたりすることも可能です。
ConoHa VPSに関するよくある質問
ConoHa VPSについてのよくある質問を以下にまとめました。
- 最低利用期間はありますか?
- アプリケーションなどのインストールの代行を依頼できますか?
- サポートではどの範囲まで対応してもらえますか?
- 他社からドメインを移管できますか?
ConoHa VPSに関するよくある質問に回答します。
最低利用期間はありますか?
ConoHa VPSには最低利用期間が用意されていないため、いつでも自由に解約できます。
ただし、料金の支払方法でまとめ払いを選択していた場合は、契約期間の途中で解約したとしても返金はありません。
まとめ払いは料金が安くなるのですが、返金されないリスクがあるため注意しましょう。
また、ConoHa VPSでは追加IPアドレスについてのみ30日間の最低利用期間が設けられています。
アプリケーションなどのインストールの代行を依頼できますか?
ConoHa VPSではアプリケーションなどのインストールをする作業について代行サービスを提供していません。
契約したサーバーにアプリケーションなどをインストールする作業はすべて自身で行う必要があります。
ConoHa VPSは利用者に対してroot権限が渡され、自由にOSやアプリケーションを入れられるのが特徴のサービスです。
自由度の高いサービスであり、自身ですべての作業を進める必要があるため、初心者の方は注意しましょう。
サポートではどの範囲まで対応してもらえますか?
ConoHa VPSでは技術的なサポートができる範囲として、VPSの接続方法など一般的な内容には対応しています。
VPSの設定方法やコマンド操作についてはサポートの対象外となっているため注意しましょう。
ただし、ConoHa VPSでは公式サイト上でご利用ガイドを用意しています。
技術的な情報が公式サイト上で解説されているため、知りたい項目があれば自身で調べてみましょう。
他社からドメインを移管できますか?
ConoHa VPSでは他社からのドメインの移管に対応しています。
コントロールパネルからドメインの移管の手続きをするためのページへアクセスできます。
ドメインを移管したい場合は、Auth Codeの入力が必要であり、さらに移管ロックの解除も事前にしなければいけません。
また、ドメインを移管する際には審査などの手続きが発生するため、移管が完了するまでに時間がかかります。
ConoHa VPSの評判まとめ
ConoHa VPSは料金の安さや表示速度の速さなどが口コミで評価されていました。
ただし、操作のレスポンスの悪さやサポートの対応の悪さなどに不満の口コミもある点には注意しましょう。
ConoHa VPSは多くのプランがあり、オプションサービスも充実しているため、自身に最適な構成で契約しやすいです。
リーズナブルな料金でハイスペックなVPSを利用したい方はConoHa VPSとの契約を検討してみましょう。