【2024年】1TB以上ある大容量おすすめレンタルサーバー徹底比較！容量のの選び方ポイントを解説

大容量レンタルサーバーを検討している人へ向けて、本記事ではおすすめのレンタルサーバーを5つ紹介しています。

サイト運営である程度の売上を立てたい場合、最初から余裕のある容量を選択しましょう。

容量をケチってしまうと、ビジネスの可能性を自ら制限することになってしまいます。

それぞれのレンタルサーバーの特徴を紹介していますので、用途に適したレンタルサーバーを選んでみてください。

レンタルサーバーの容量とは？構成を解説

レンタルサーバーの容量とは、WEBサイトのテキストや画像、動画などのデータを保存するスペースの大きさのことをいいます。

複数のユーザーで共用するタイプのレンタルサーバーは、超大容量のストレージをみんなで共有するイメージです。

レンタルサーバー会社の中には、データを保存する容量のことをディスク容量と表記する会社もあります。

契約プランに応じて容量が設定されており、規定の容量の範囲内でサイト運営を行わなければいけません。

容量が足りないとサイトのデータが正しく保管されず、正常に表示できない可能性があります。適正な容量を選ぶように、注意しましょう。

Web領域とメール領域の違い

レンタルサーバーの容量は、「WEB領域」と「メール領域」に分けられます。なにも記載がない場合は、まとめて容量とされていることもあります。

WEB領域とメール領域の具体的な違いは次のとおりです。

WEB領域

「Web領域」には、テキストや画像などWebサイトを構成するデータが保存されています。

具体的には、HTMLファイルやPHPファイル、画像、動画など、Webサイトを正常に表示するためのすべてのデータです。

レンタルサーバーを選ぶときは、Web領域を容量と見立ててプランを選択しても問題ありません。

Web領域の容量が明記されていない場合は、容量全体で判断します。

なお、Web領域とメール領域とは別に、テキスト保存用の容量が約数GB分確保されていることが一般的です。

メール領域

「メール領域」はメールのデータを保管するためのストレージです。サイト上のメールのやり取りは、各サーバーのメール領域からメーラーを通して受信されます。

メールのやり取りが多ければ多いほど、大きなメール領域が必要です。

数十人から数百人がメールを利用する法人の場合、特にメール領域を十分に確保しておかなければいけません。

メール領域を確保したい場合、手元のデバイスへメールを転送するように設定しておきましょう。手元のデバイスがメールを受診すると、サーバ上からメールは自動削除されるため、空き容量が確保できます。

一定期間メールを保存する設定にしている場合、受信後もサーバー上にメールが残るため、定期的に不要なメールを削除しなければいけません。

HDDとSSDの違い

レンタルサーバーの容量を検討する際、内部ストレージのHDDとSSDについて理解しておく必要があります。

レンタルサーバーで保存できるデータ量や処理速度を比較するために、HDDとSSDどちらを採用しているか、確認しましょう。

本項ではHDDとSSDの違いについて紹介します。

HDD

HDDはハードディスクドライブの略称です。磁気ディスクや磁気ヘッドを用いてデータの書き込みまたは、読み込みをおこないます。HDDの主なメリットは次のとおりです。

価格が安い反面、データ処理速度が遅い点はデメリットです。データの読み書きのときに磁気ディスクが回転するため、その分稼働時間を必要とします。

また、大きな衝撃によって磁気ディスクや磁気ヘッドが木筒区とデータの読み込みはできなくなります。

負荷がかかりすぎると発熱して、故障するリスクが高まる点も認識しておきましょう。

SSD

SSDとはソリッドステートドライブの略称です。内蔵した内蔵した半導体素子メモリーチップが、データの読み書きをおこなう仕組みで、USBメモリとよく似ています。

SSDの主なメリットは次のとおりです。

HDDに比べて処理速度が早く、書き込みや読み込みにかかる時間が短い点が特徴です。稼働による負荷も少ないため、長時間の利用によるリスクを抑えられます。

一方、HDDに比べて高額な点はデメリットの一つです。メモリーチップ自体が高価なので大量のデータ保存をするためにはそれなりの費用がかかります。

用途別！レンタルサーバーの容量の選び方

本項では、WEBサイトを運用する際の容量の選び方について紹介しています。サイト運営に必要な容量を把握するには、ページあたりの目安となるデータ量と画像や動画のボリュームをチェックしましょう。

個人向けホームページの場合は10GBで十分

小規模な個人のホームページを開設、運営する場合は、10GB前後の容量で十分です。個人で運営するブログやホームページは基本的にHTMLコードで構成されており、ファイルサイズはそれほど大きくありません。

WEBサイトのページ数が増えたところで容量に大きな影響はないため、10GBもあれば正常に運営できます。

個人で運営するサイトには、WordPressが使われることが多いですが、ツール本体の容量は約30～40MBと少ないため心配の必要はありません。

レンタルサーバーの大容量化が進んでおり、最近では安いプランでも20〜30GB用意している会社も多くなりました。個人利用程度なら低コストでの運営も十分に可能です。

法人向けサイトの場合は10～100GBを目安

法人のWEBサイト運営では、おおよそ10〜100GBの容量が目安とされています。法人のサイト運営では、ホームページ運営の他にメールのやり取りやオンラインチャット、データ共有システムなどの使用容量も検討しなければいけません。

特にメールの送受信にはWEB領域よりも多く容量を必要とするため、レンタルサーバー選びには、メール領域のチェックがポイントになります。

メールボックスの容量が1GBでメールアカウントが100人分の場合、必要な容量は1GB×100= 100GBです。

添付ファイルの容量分を考慮すると、より余裕をもってメール領域の容量を確保しなければいけません。

容量は1ページあたり1～2MBが目安

WEBサイト1ページあたりの容量の目安は1〜2MBです。Googleが推奨している容量は1ページあたり1.6MB以内なので、おおよそ1～2MBと見てよいでしょう。

ホームページ全体を正しく運用するために必要な容量の目安は、

サイト内のページ数×ページあたりの容量（1〜2MB）

で算出できます。必要なレンタルサーバーの容量はホームページの構成によってことなるため、あらかじめサイトの構成を決めておくと選びやすくなります。

高画質画像や動画を盛り込むと容量が大きくなる

画像や動画を多く公開するサイトでは、必要とされる容量は大きくなります。画像や動画を多く使いたい場合、容量に余裕をもたせましょう。

データ容量1TB以上あるレンタルサーバーおすすめ5選を比較

1TB以上の大容量レンタルサーバーを5つピックアップしました。

それぞれの価格や概要を一覧表にまとめています。

エックスサーバービジネス マネージド専用サーバー 仮想タイプ

エックスサーバービジネスは、法人向けに特化したレンタルサーバーです。一般のエックスサーバーよりもセキュリティやサポートが特に強化されています。

マネージド専用サーバー 仮想タイプと物理タイプのプランにて、1TB以上の容量が提供されています。

それぞれのプランのスペックを一覧表にまとめました。

プラン名	エントリー
契約期間と月額料金（税込）	3ヶ月：26,400円 6ヶ月：24,200円 12ヶ月：22,000円 24ヶ月：20,900円 36ヶ月：19,800円
初期費用	55,000円【12ヶ月以上の契約で0円】
ディスク容量	1TB
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり
サポート	電話メールチャット

プラン名	ミドル
契約期間と月額料金（税込）	3ヶ月：52,800円 6ヶ月：48,400円 12ヶ月：44,000円 24ヶ月：41,800円 36ヶ月：39,600円
初期費用	55,000円【12ヶ月以上の契約で0円】
ディスク容量	2TB
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり
サポート	電話メールチャット

プラン名	ハイエンド
契約期間と月額料金（税込）	3ヶ月：105,600円 6ヶ月：96,800円 12ヶ月：88,000円 24ヶ月：83,600円 36ヶ月：79,200円
初期費用	55,000円【12ヶ月以上の契約で0円】
ディスク容量	4TB
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり
サポート	電話メールチャット

エックスサーバービジネスは、通常のエックスサーバーに比べて初期費用や月額料金は高いものの、法人利用にも耐えうるセキュリティと盤石なサーバーを提供しています。

具体的な特徴を何点かピックアップしました。

SLA（品質保証制度）が導入されている

SLA(品質保証制度)は、定められたサーバー稼働率の基準値を下回る場合には利用料金を返金する制度です。

エックスサーバービジネスではサーバー稼働率月99.99%を基準に、サーバー障害などで基準を下回った場合は、月額料金の一部を返金するルールを定めています。

ユーザー側は、サーバー障害による損失が出た場合の補償が得られるのみならず、高品質なサーバー運営を享受することもできます。

WEBサイト改ざん検知機能などのセキュリティが充実している

エックスサーバービジネスではWeb改ざん検知機能やセコムセキュリティ診断など、WEBサイトの法人運用向けにセキュリティ対策を強化しています。

クラウドセキュア株式会社のWEB改ざん検知機能を取り入れており、WEBサイトの改ざんやマルウェアが検出されたときに、すぐにメールで通知される仕組みです。

万が一ハッキングの被害にあったときでも、いち早く発見し、被害を最小限に留めることができます。サイトの稼働が売上に直結するECサイトの運営では、特に心強い機能です。

また、セコムセキュリティ診断の導入もエックスサーバービジネスの強みです。セコムセキュリティ診断は、セコムトラストシステムズ社のセキュリティ診断サービスです。

ネットワーク上の脆弱性を厳格に診断し客観的なセキュリティチェックを定期的に実施します。

定期診断によって、セキュリティ上のリスクは細かく排除できるでしょう。

無料設定代行サービス

無料設定代行サービスでは、エックスサーバーのエンジニアが、WEBサイトの設定を代行してくれるサービスです。

設定代行にて対応してくれる内容は次のとおりです。

無料設定代行サービスは、オリジナリティあふれるWEBサイトを構築したい、という場合に心強い味方となってくれます。

その他、他サーバーからのサイト引っ越しの代行も請け負ってくれます。移転作業中のロスを最小限に食い止めてくれるでしょう。

ロリポップ！

コスパのよいレンタルサーバーを提供しているロリポップですが、最上位プランのエンタープライズでは、1TBもの大容量サーバーが用意されています。

大容量サーバーを格安で利用したい人にとって、ぴったりマッチするサービスです。

プラン名	エンタープライズ
契約期間と 月額料金（税込）	1ヶ月：2,640円 3ヶ月：2,640円 6ヶ月：2,420円 12ヶ月：2,365円 24ヶ月：2,255円 36ヶ月：2,200円
初期費用	0円
ディスク容量	1TB
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり（復元も無料）
サポート	電話メールチャット

他社の大容量レンタルサーバーに比べて格安ということもあり、法人利用には物足りない点があるかもしれませんが、用途次第ではこの上ないおトクなレンタルサーバーです。

主な特徴をピックアップしてみました。

WordPressの表示速度が早い

ロリポップレンタルサーバーは、最新鋭の技術と優れたインフラストラクチャを駆使し、同等スペックのレンタルサーバー群の中で際立ったWordPress表示速度を実現しています。

ページ読み込みの速さはユーザーの離脱を防ぐ有効手段の一つです。

格安の料金ながらも、WordPressがしっかりサポートされているのはうれしい限りです。

低料金かつ高品質のサービス提供

他社の大容量プランと比較すると、ロリポップの月額料金の安さは際立っています。サーバー性能は劣るかもしれませんが、用途次第ではまたとないコスパの良いサーバーではないでしょうか。ドメインも永久無料となっており、ランニングコストの安さも見逃せないポイントです。

カラフルボックス

カラフルボックスは細かく分けられたプランと、安定性の高いサーバー運用と通信速度が特徴的なレンタルサーバーです。

BOX8プランにて1TBの容量が提供されています。

プラン名	BOX8
契約期間と 月額料金（税込）	1ヶ月：23,078円 3ヶ月：21,538円 6ヶ月：19,998円 12ヶ月：9,229円 24ヶ月：8,459円  36ヶ月：7,689円
初期費用	0円（1ヶ月契約の場合2,200円）
ディスク容量	1TB
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり
サポート	電話（コールバックサポートもあり） メールチャット

カラフルボックスではWebサーバーに最新の「LiteSpeed」を採用し、通信速度と安定稼働を実現しています。

カラフルボックスを選ぶメリットをピックアップしました。

アダルトサイトに対応している

多くの大手レンタルサーバー運営会社では、アダルトサイト向けジャンルの運用は利用規約にて禁止されていますが、カラフルボックスは運用が許可されています。

サーバーは日本においてあるため、レスポンスが遅くなることはありません。通常のサーバーと別のサーバーへ接続するため、一般のホームページがアダルトサイトと同じIPになることはないため、安心して運営できます。

アダルトサイトで売上を目論んでいる人にとっては、有力な選択肢の一つです。

セキュリティ・災害対策が万全

カラフルボックスではセキュリティ対策と災害対策に対して、万全の策が講じられています。

まず、セキュリティ対策の注目ポイントは、IPS(Intrusion Previention System：不正通信防御システム)やWAF(Web Application Firewall：ウェブアプリケーションファイアウォール)の導入です。ファイアーウォール、マルウェア・改ざん検知、改ざん事前防止といった企業必須のセキュリティツールを標準で利用できます。

また、利用するサーバーとバックアップサーバーが別の地域で運用されている点も見逃せません。激甚災害に見舞われても、どちらかのサーバーが生き残って、データが保護されるように分散構成がなされています。

CPI

CPIはKDDIグループが提供する、法人向けのホスティング専門ブランドです。

プラン名	マネージド専用サーバー CHM-22Z
契約期間と 月額料金（税込）	1ヶ月：64,350円 12ヶ月：52,910円（毎月払い/57,200円）
初期費用	132,000円
ディスク容量	標準容量480GB 480GB 増設：176,000円（税込） 960GB 増設：264,000円（税込） 2400GB 増設：396,000円（税込）
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり
サポート	メール24時間365日 TEL&メールサポート（月990円（税込））

今回紹介するレンタルサーバーの中でも、特に法人に特化しているサービスです。そのため、初期費用や月額費用の高さは桁違いの高さを誇ります。

法人が予算内で発注するレンタルサーバーということもあり、軸をコスパに置いていません。

安定かつ快適さを目指すWEBサイト表示

大容量かつ高速なネットワーク回線と安定性を最重視したサーバー構成により、極めて安定した快適なWebサイト表示ができます。

24時間365日の有人監視と、耐震・空調・電源などの対策により安全性の確保に抜かりはありません。稼働信頼性は99.98%以上と常に完璧を目指しています。

万全のバックアップ体制

共用サーバーは1日1回自動でバックアップし、最大で30世代前までさかのぼってバックアップを取れます。

専用サーバーではバックアップストレージを活用した無制限のバックアップもできます。万が一の誤操作によるデータ削除の際も安心です。

さくらのマネージドサーバ

さくらインターネットのレンタルサーバーは、さくらのレンタルサーバーが有名ですが、ビジネスに特化したさくらのマネージドサーバーも提供しています。

1TBを超える大容量プランは、ミディアムとラージです。

プラン名	ミディアム
契約期間と 月額料金（税込）	12ヶ月：162,700円 24ヶ月：329,049円 36ヶ月：487,555円
初期費用	17,600円
ディスク容量	1TB
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり
サポート	チャットメール電話（コールバック予約）

プラン名	ラージ
契約期間と 月額料金（税込）	12ヶ月：316,800円 24ヶ月：623,462円 36ヶ月：923,788円
初期費用	17,600円
ディスク容量	2TB
ディスクの種類	SSD
転送容量	無制限
MySQL上限	無制限
バックアップ	あり
サポート	チャットメール電話 （コールバック予約）

さくらのマネージドサーバーは、レンタルサーバーと専用サーバーのいいところをピックアップしたような合理的なレンタルサーバーです。自前のデータセンターで運用するため、稼働率はとても安定しています。

共有サーバーだと他の人の利用状況によって影響が出てしまいますが、専用サーバーなら心配無用です。運用もきっちりおこなってくれます。

専門性が高い保守運用を一任できる

さくらのマネージドサーバーの運用では、ミドルウェアやOS、ハードウェアの初期構築が不要で、セキュリティアップデートやOSアップデートのような保守、運用を行なう手間が省けます。

さくらのマネージドサーバーを上手く活用できれば、人的リソースが不足しがちな中小企業でも、大規模なサーバーの運用が可能です。

レンタルサーバーの容量に関するよくある質問

レンタルサーバーの容量に関する質問を2つピックアップしました。

容量は100GBでも問題ない？

シンプルなサイト運営に留まる場合は100GBの容量でも問題ありませんが、ECサイトや会員サイトなど、大規模にサイト運営を展開する場合は100GBでは心もとないです。

サーバーの容量はサイトの運営目的をもとに決めましょう。

容量無制限のサーバーを選ぶのはどんな時？

ECサイトや会員制サイトなど、多くのページ数が必要とされるサイトを作る場合や、多くのアクセスが見込まれる場合、できるだけ多くの容量が必要になります。

ぎりぎりの容量で運営していると、SNSやテレビで紹介されたときに対応しきれなくなってしまいます。

サイト運営を軸に売上を目指す場合は、最初から容量に余裕を持たせておいたほうが無難です。

大容量レンタルサーバーおすすめまとめ

WEBサイトを使ったビジネス展開を考える場合、レンタルサーバーの選択はとても大切です。事業規模にもよりますが、容量にはできるだけ余裕をもたせましょう。ぎりぎりの容量で運営していると、絶好のチャンスを逃してしまうかもしれません。

安定性とサポート体制も見逃せないポイントです。用途にぴったりのレンタルサーバーを選びましょう。