Node.js対応のレンタルサーバーおすすめ比較ランキング!VPS利用がコスト良く利用しやすい

Node.js対応のレンタルサーバーおすすめ比較ランキング!VPS利用がコスト良く利用しやすい

フロントエンドの処理言語として有名なものはJavaScriptですが、昨今では、バックエンド処理も実行できるJavaScriptとしてNode.jsが注目されるようになりました。

まだ利用は一般化しておらず、ホスティングサービスが提供するサーバー環境にNode.jsがプリインストールされているケースはあまり見かけません。

本記事では、国内のホスティングサービスが提供するレンタルサーバーの中で、Node.jsに対応しているサーバーをピックアップしてみました。

 

目次

Node.jsとは

Node.jsは、プログラミング言語の一つであるJavaScriptを、サーバーサイドで実行できるようにしてくれるプラットフォームのことです。Google Chromeに最適化するために開発された経緯があります。

JavaScriptといえば、ブラウザ上で動くプログラミング言語というイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし、実際にはJavaScriptはブラウザ上だけではなく、サーバサイドでも動きます。つまり、PHPやJavaと同じような使い方ができる、というわけです。

Node.jpを含めたこのようなプラットフォームは「サーバサイドJavaScript」と呼ばれます。

中でも代表的なものがNode.jpです。

現状では、Node.js = サーバサイドJavaScriptと認識しても間違いありません。

実際にMicrosoftやYahoo!などITの大手企業は、Node.jsを推奨しています。

Node.jsをデプロイ可能なサーバーの種類

Node.jsをデプロイできるサーバーをピックアップしました。

PaaS(Platform as a Service)

PaaSは「Platform as a Service」の略称で、呼び名はパースです。クラウド上にあるプラットフォームを利用できるサービスをまとめてPaaSと呼びます。

具体的なPaaSの実例は、AWSやGoogleCloud、マイクロソフトのAzzuriなどが挙げられます。

プラットフォームとは主に、ネットワークやサーバーシステム、OSやミドルウェアです。

プラットフォーム上で開発できるため、開発者は最初から開発環境を構築する必要がなく、プログラミンなどの業務に専念できる、というわけです。

自力でサーバー構築や保守をしなくてもよいため、インフラやサーバーの知識が皆無でも、ある程度簡単にWebサービスを公開できます。

非エンジニアや初心者でもとっつきやすいです。とはいえ、本格的な運用を目指す場合は料金が高くなるため注意しましょう。

IaaS(Infrastructure as a Service)

IaaSは「Infrastructure as a Service」の略称でイアースまたはアイアースと呼びます。

アプリケーションを利用する環境も含めて、まとめて提供するPaaSとは違い、IaaSはサーバーやストレージ、ネットワークなどのハードウェアやインフラまで合わせて提供します。

IaaSの主な具体例は次のとおりです。

・Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)
・Microsoft Azure
・Google Compute Engine(GCP)

ミドルウェアやOSなどは自分で選んでインストールしなければいけません。自由度が高いメリットはあるものの、専門知識が必要となるため、難易度は高いです。

VPS(仮想専用サーバー)

VPSは「Virtual Private Server」の略称で読み方はブイピーエスです。サーバーを部分的に間借りして自由に構築できます。

物理サーバーにインストールされたOS上に各ユーザーの仮想サーバーを構築し、ユーザーは仮想サーバーをまるごと専有できるシステムです。

仮想サーバーには、ホストOSとゲストOSがインストールされています。ユーザーは管理者権限を付与されて、自由に操作できるようになります。

自由度は高めですが、サーバーの構築やメンテナンスを行うための技術や知識が必要です。

主なVPSサービスは「さくらのVPS」、「ConoHa VPS」、「KAGOYA CLOUD」があげられます。

専用サーバー

専用サーバーは、一つのサーバーをユーザーが独占して利用できるサービスのことをいいます。

提供されるレンタルサーバーは共用サーバーと専用サーバーの2種類です。共用サーバーは複数のユーザーが一つのサーバーを共有するため、利用できる容量や機能に制限が設けられています。

サーバーの管理は運営会社に委ねられており、自分で操作することはできません。

専用サーバーは一人のユーザーがサーバーをすべて使うことができるため、使えるメモリやストレージ容量が大きい点が特徴です。カスタマイズ性も高く好きなように運用できます。

レンタルサーバーでNode.jsを使用できるのか

レンタルサーバーでもNode.jsを使用できます。サーバーすべてを使用できる専用サーバーやサーバー内に仮想環境を構築するVPSを使って、サーバーにNode.jsをインストールして、サーバー側でJavaScriptを動かします。

専用サーバー、またはVPSを提供しているレンタルサーバーであればNode.jsを運用できる、ということです。

H2:レンタルサーバーとクラウド・VPSサーバーの違い

レンタルサーバーとクラウドサーバー、VPSの違いを詳しく説明しています。

レンタルサーバー(共用サーバー)とは

共用サーバーとは、1台のサーバーを複数のユーザーで共有して使用するサービスです。アパートやマンションを一つのサーバーと見立てるとイメージしやすいです。

一般的に多くのレンタルサーバーは、共用サーバーとして運営されています。

共用サーバーの最大のメリットは利用料金が安いことです。みんなで共用して部分的に利用するために、月額料金や初期費用がとても安くなります。

小規模運用向けのサーバーでは、月額数百円から利用できるレンタルサーバーもあります。ランニングコストを大きく抑えられるのは嬉しい限りです。

申込みからサービス利用開始までの時間が短いため、できるだけ早めにサイト公開したい人にもぴったりです。

必要なメンテナンスもサービス提供会社が行ってくれるため、専門知識は必要ありません。

クラウド・VPSサーバーとは

VPSとクラウドサーバーは、仮想化技術を使ってユーザーに仮想サーバーを提供するサービスです。

VPSは一つの契約に対して、専用サーバーと同じ程度の機能を持った仮想サーバーを提供します。一方、クラウドは一つの契約に対して、複数の仮想サーバーを契約できます。

それぞれの特徴を一覧表にまとめました。

クラウドVPS
料金制度ほとんどが従量制月額固定制
初期費用無料が多い無料が多い
カスタマイズ性高い低い
仮想サーバー台数複数台契約も可能1台
リソースの増減自由に増減できる解約新規でないと増減できないケースが多い
リソース自由度が高いあらかじめ決められたプランから選択できる

クラウドサーバーのほうが拡張性があるものの、利用料金はやや高めです。利用目的によって適したサービスを選びましょう。

Node.js対応のレンタルサーバー(VPS)比較一覧表

Node.jsが使えるレンタルサーバーを比較するために、費用と主な機能を一覧表にまとめました。

XServer VPSConoHa VPSシン・VPSさくらのVPSKAGOYA CLOUD VPS
初期費用無料無料無料無料無料
月額料金2GB:830円〜
4GB:1,700円〜
8GB:3,201円〜
512MB:296円〜
2GB:517円〜
4GB:1,065円〜
512MB:620円〜
2GB:1,530円〜
4GB:3,091円〜
512MB:641円〜
2GB:1,795円〜
4GB:3,630円〜
1GB:日額20円(月額上限550円)
4GB:日額55円(月額上限1,540円)
アプリケーションのテンプレート・Node.js
・Django
・Laravelなど
・Node.js
・Ruby on Rails
・Laravelなど
・Node.js
・Django
・Laravelなど
・WordPress
・KUSANAGI
・Dockerなど
・WordPress
・LAMP
・Dockerなど
OSテンプレート・AlmaLinux
・Arch Linux
・CentOSなど
・CentOS
・Oracle Linux
・Ubuntuなど
・AlmaLinux
・Arch Linux
・CentOSなど
・CentOS
・AlmaLinux
・ubuntuなど
・CentOS
・AlmaLinux
・ubuntuなど
メモリ2GB〜512MB〜512MB〜512MB〜1GB
CPU3コア〜1コア〜1コア〜1コア〜1コア〜
SSD50GB〜30GB〜30GB〜25GB25GB

次項にてそれぞれのレンタルサーバーの詳細を説明します。

Node.js対応のレンタルサーバー(VPS)おすすめ5選

Node.jsが利用できるおすすめのレンタルサーバーを5つ紹介します。

XServer VPS

XServer VPS
2GBプラン4GBプラン8GBプラン16GBプラン32GBプラン64GBプラン
1か月1,150円2,200円4,400円9,750円22,100円44,200円
12か月900円1,800円3,600円7,800円19,500円39,000円
24か月870円1,750円3,400円7,500円19,000円38,500円
36か月830円1,700円3,201円7,200円18,500円38,000円
2GBプラン4GBプラン8GBプラン16GBプラン32GBプラン64GBプラン
メモリ2GB4GB8GB16GB32GB64GB
CPU3コア4コア6コア8コア12コア24コア
SSD50GB100GB100GB100GB100GB100GB

XServer VPSは、国内シェアNO1を誇るXserver(エックスサーバー)が提供しているVPSサーバーです。36か月の長期契約を結べばCPU3コア、メモリ2GBの環境を月額830円からレンタルできます。

CPUは第3世代のAMD EPYC、ストレージはNYMeが採用されています。スペックは業界最高クラスといっても過言ではないでしょう。

  • Node.jsテンプレートが用意されている
  • 高水準なVPSを月額830円から利用できる
  • サーバーの管理者権限が付与されている
  • サーバー作成と同時にNode.jsを利用できる

業界高水準のスペックを誇るVPS環境を1,000円未満の料金で利用できるのはさすがの一言です。

また、XServer VPSには、複数のOSイメージやアプリケーションイメージが用意されています。OSイメージやアプリケーションイメージを選ぶことでサーバーの構築と同じくインストールされるため、Node.jsの導入も簡単です。

\ キャンペーン実施中 /

ConoHa VPS

ConoHa VPS
512MBプラン1GBプラン2GBプラン4GBプラン8GBプラン
1か月460円763円1,144円2,189円4,389円
3か月400円666円1,035円1,987円3,981円
6か月347円565円672円1,289円2,583円
12か月321円524円579円1,164円2,334円
24か月310円506円560円1,132円2,204円
36か月296円483円493円1,015円1,915円
512MBプラン1GBプラン2GBプラン4GBプラン8GBプラン
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB
CPU1コア2コア3コア4コア5コア
SSD30GB100GB100GB100GB100GB

ConoHa VPSは、国内最速の通信速度を誇るConoHaWINGが運営するVPSサービスです。

豊富なテンプレートイメージと高速SSDの力で、今からでも利用できるサーバーがすぐに作成できます。

長期契約になればなるほどオトクになる月額料金も見逃せないポイントです。最安では初期費用なし、月額296円から利用できます。

ConoHa VPSは、日本マーケティングリサーチ機構による調査において、「ITエンジニアが使いたいVPS」「WordPress「KUSANAGI」利用者満足度」「Minecraftマルチプレイ利用者満足度」の3部門において1位を獲得しました。

利用者の口コミだけでなく、外部の評価機関からも正当な評価を受けている実績があります。

  • OSやアプリケーションの設定が用意
  • シンプルなUIが操作しやすい
  • SSDが高速
  • 初期費用が無料

サーバー追加の際に、サービスにぴったりのテンプレートを選ぶことで、サーバーの作成とOSのインストール、アプリケーションサーバーの構築が完了します。PaaS的なイメージで使ってもそれほど違和感はないでしょう。

Node.jsのコンテナテンプレートも用意されているため、デプロイも簡単です。

Webアプリケーションを公開するまでの設定は必要になりますので、サーバー構築のノウハウを持っていて、Webアプリケーションを公開してみたい、という人にはピッタリのサービスです。

\ キャンペーン実施中 /

シンVPS

シンVPS
512MBプラン1GBプラン2GBプラン4GBプラン8GBプラン16GBプラン32GBプラン
1か月900円1,150円1,850円3,600円7,200円14,400円23,800円
12か月700円900円1,600円3,201円6,400円12,800円25,600円
24か月660円860円1,570円3,150円6,200円12,400円24,800円
36か月620円820円1,530円3,091円6,000円12,001円24,000円
512MBプラン1GBプラン2GBプラン4GBプラン8GBプラン16GBプラン32GBプラン
メモリ512MB1GB2GB4GB8GB16GB32GB
CPU1コア2コア3コア4コア6コア8コア12コア
SSD30GB100GB150GB200GB400GB800GB1600GB

シンVPS小規模環境から大規模環境まで柔軟に対応できるように、プランが数多くが用意されています。

Node.jsを含む50種類以上のOS・アプリイメージも用意されており、簡単にインストール可能です。

最安月額620円のプランから、最もスペックが高いディスク容量1,600GB、CPU12コア、メモリ容量32GBまで幅広く網羅されている点は心強い限りです。

  • 最安月額620円から利用できる
  • 他社のCPUよりも4.2倍性能が高い
  • 50種類以上のOSやアプリイメージがある
  • 全プランにNVMe SSDが搭載されている

シンVPSでは、すべてのプランでNVMe SSDが搭載されています。もともとCPU性能が他社と比較しても高いため、最安プランでもハイスペックな環境でWebサービスの開発が可能です。

必要に応じてワンクリックでサーバー環境のスケールアップができ、Webサイトの規模に合わせてスペックを挙げられるのはシンVPSの強みといっても良いでしょう。

ハイスペックな環境を低価格で利用してみたい人におすすめできます。

\ キャンペーン実施中 /

さくらのVPS

さくらのVPS
512MBプラン1GBプラン2GBプラン4GBプラン
1か月643円〜880円〜1,738円3,520円
12か月(大阪)616円858円1,694円3,429円
12か月(東京)641円908円1,795円3,630円
12か月(石狩)590円807円1,594円3,227円
512MBプラン1GBプラン2GBプラン4GBプラン
メモリ512MB1GB2GB4GB
CPU1コア2コア3コア4コア
SSD25GB50GB100GB200GB

さくらのVPSは、古くからインターネット通信インフラを提供してきたさくらインターネットが運営する仮想専用サーバーです。運用歴の長さは信頼性の高さの現れでもあります。

VPSサービスを提供していますが、CPUやメモリ、ハードディスクなどのハードウェアを管理せずに利用できるサービスということもあって、Iaasのような使い方をすることもできます。

料金は月額固定料金です。初期費用0円、最安で月額643円からスタートできる強みは何物にも代えがたいものです。気軽に借りておためし運用することもできます。

  • 長い運営実績は信用の証
  • 月額固定料金のため安心して利用できる
  • メールサポートが手厚い
  • 3つの拠点からプランが選択できる

さくらのVPSを使いこなすためにはWebアプリケーションを公開するための設定が必要です。Nodeを使うには、最低限のサーバー構築の知識がないと難しいでしょう。

サーバーのスペックが足りなくなった時は、スケールアップ機能をつかって上位プランへ変更しましょう。

データセンターは石狩、大阪、東京の3拠点から選択できます。おためし期間は2週間ありますので、まずは気軽に使ってみてはいかがでしょうか。

\ キャンペーン実施中 /

KAGOYA CLOUD VPS

KAGOYA CLOUD VPS(カゴヤクラウド)
1GBプラン2GBプラン4GBプラン4GBプラン8GBプラン32GBプラン
日額料金20円32円55円126円252円1,006円
メモリ1GB2GB4GB4GB8GB32GB
CPU1コア2コア4コア4コア6コア12コア
SSD25GB200GB30GB800GB800GB1,600GB

KAGOYA CLOUD VPSは、カゴヤ・ジャパンが運営する品質の良いVPSです。

カゴヤ・ジャパンは1996年からプロバイダサービスを展開している老舗レンタルサーバー会社で、その運営歴はさくらのインターネットと同等です。

自社でデータセンターを持っており、リスク対策も充実しています。安定性と信頼性に重きをおいたサービスはKAGOYA CLOUD VPSの特徴の一つといっても良いでしょう。

  • 日額20円から利用できる
  • アプリケーションパックによって初期設定が簡単にできる
  • いつでも上位プランへの変更ができる
  • 365日電話とメールサポート対応
  • 稼働率が高い

安定性が高いことからビジネス用途で選ばれることも度々あります。

初期費用無料で日額20円から利用できる便利さや、月額の上限料金が定められている見通しの良さも相まってコスト計算のしやすいレンタルサーバーでもあります。

電話サポートも万全なので、困ったときにもなにかと便利です。

OSテンプレートも多数用意されているため、希望の環境を簡単に構築できます。

\ キャンペーン実施中 /

Node.js対応のレンタルサーバーまとめ

Node.jsをレンタルサーバーで使いたい場合の選択肢は、VPSか専用サーバーの二者択一です。専用サーバーは費用が高いので、VPSを選ぶと良いでしょう。

VPSによってはNode.jsのテンプレートが用意されていることもあります。

基本的に、VPSでWebアプリケーションを公開するには、最低限の知識が必要です。使いこなすにはやや敷居が高いことも十分に認識しておきましょう。

目次